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疲労部門委員会 庶務幹事

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疲労部門委員会の紹介

委員会の沿革と活動内容

 本委員会の設立は,本学会の前身である日本材料試験協会創立の翌年,昭和28年5月であり,本学会で最も長い歴史を有している.委員会設立以来,既に半世紀を経て,委員も設立当初の30名足らずから,現在では250名弱となり,本学会において最大の委員会に発展してきている.
  本委員会では,疲労事故の防止と疲労問題の解決に向けて,大学・研究所のみならず,設計の現場において疲労の問題に携わっている幅広い関係諸氏が多数参加され,活発な活動を行っている.活動内容としては,既存の材料のみならず新素材も含め,それらの疲労現象の本質や疲労破壊の機構に関する基礎的研究から,現場における疲労設計技術の開発に関する応用的研究に至るまで,広範な疲労に関する課題を取り上げて情報交換を行うとともに,社会的ニーズにも応えうるような活動を行っている.原則として年5回開催している委員会では,委員会運営や疲労研究に関する諸事項を審議するとともに,最近の話題を取り上げた研究討論会を企画している.また,企業や研究所等における関連施設の見学も随時実施している.なお,本委員会委員以外の方でも,本委員会の研究討論会(演題は本学会の当委員会ホームページで閲覧可能)で配付された資料の入手を希望される方は,本学会事務局にその旨を申し出ることによって,有償で入手できることを付記しておく.


本委員会への加入方法について

 新委員の委嘱にあたっては,幹事会の議を経て,委員会に諮って承認を得ることになっている.原則として,本委員会委員の推薦によるが,加入希望者は所属・連絡先等を明記した文書により本学会事務局宛に直接申し出られてもよい.ただし,本委員会の委員となるには本学会の正会員または賛助会員でなければならない.また,資料費(委員会費)として,大学・官公庁・企業等から個人委員として加入される場合は年間1,500円を,企業から法人委員として加入される場合は年間25,000円を,それぞれ納入していただくことになっている.


本委員会による企画事業

・疲労シンポジウム

 本学会の破壊力学部門委員会と協調し,隔年開催で10月または11月に「疲労シンポジウム」を企画している.特に,本年開催の疲労シンポジウムでは,初めての試みとして,中国側からの要請に応じて,第1回日中合同疲労シンポジウムを併設することになっている.疲労シンポジウムでは,特に若手研究者の今後の更なる活躍を奨励するため,当該年度末で37歳未満のシンポジウム講演者のうち審査により優秀と認められた方に「優秀研究発表賞(学術分野,技術分野)」を授与している.詳細については上記ホームページにも掲載しているが,同賞への応募者から講演論文の事前審査により候補者を厳選し,さらに最終的な講演発表の審査を経て,5名程度の受賞者を決定している.授与式は,シンポジウム開催の翌年3月の疲労部門委員会にて行い,受賞者には賞状ならびに副賞として盾を授与している.  また,疲労シンポジウムの開催年の2月には,同じく本学会の強度設計・安全性評価部門委員会と共催で「機械・構造物の強度設計・安全性評価シンポジウム」も開催している.

・疲労講座

 疲労問題に関する啓蒙と疲労の基礎的知識を広く普及することを目的とし,疲労講座を年1回開催している.併せてその時々のトピックスや開催地での地域性も織り込んで、多彩な企画を行い,毎回好評を博している.

・初心者のための疲労設計講習会

 本講習会は,疲労問題に直面している若手技術者,あるいはこれから直面すると予想される技術者を対象に企画したものである.本講習会では,疲労の基本現象から実際の設計手法に至るまでの基礎をできるだけわかりやすく講述し,また演習も実施することにより,基礎的な疲労設計について修得いただけるようにしているので,積極にご参加願いたい.

・通常総会・学術講演会併設行事

 本学会の通常総会・学術講演会の併設行事として,関連部門委員会とも連携を取りながら公開研究討論会,あるいは学術講演会ではオーガナイズド・セッション等も企画担当し,学術講演会活性化に対しても積極的に貢献している

 


分科会活動について

 本委員会には,特定のテーマを集中的に討論できる場を提供するため,分科会を設置している.平成28年度から,新たに下記に示す3つの分科会が設置され,それぞれの研究テーマを中心に活発な活動が推進されている.

●接合材の疲労強度に関する研究分科会

●疲労に関する表面改質分科会

●水素環境下の疲労


出版等事業について

 

・一般図書

 本委員会が中心となってこれまでに出版してきた主な書籍としては,「疲労試験便覧」,「金属の疲労」,「金属材料疲労設計便覧」,"CJMR Vol.1, Current Research on Fatigue Cracks","CJMR Vol.2, Statistical Research on Fatigue and Fracture","CJMR Vol.14, Cyclic Fatigue in Ceramics",「疲労設計便覧」,ならびに最新刊として「初心者のための疲労設計法(第3版)」がある.また,後述のデータベースに基づいて「金属材料疲労強度信頼性設計資料集」も発行している.さらに,1955年から2001年にかけて約50年分に及ぶ「材料の疲労に関する研究の趨勢」を,毎年本委員会に設置した編集委員会が中心となって毎年編集・刊行してきた.この書籍の特徴としては,疲労研究の歴史的推移が明確に把握できるだけでなく,掲載の研究論文については抄録を含む書誌情報があるため,疲労研究の実施に際して関連情報を容易に入手できるというデータベース的な役割も果たしてきた.本書についてはバックナンバー(一部品切れ)があるので,疲労研究の動向にご関心のある方は是非これらをご活用いただきたい.

 また,平成27年度には200語以上の金属疲労に関する専門用語を網羅した「初心者のための疲労用語の解説」を新たに発刊した.本書はCD-ROM媒体であり,パソコンを利用したブラウザ閲覧により知りたい用語を簡単に検索可能であり,さらに各用語は相互にリンクしているため,クリック一つで波及的に全体が理解できる仕組みとなっている.疲労問題に関する初学者や疲労設計に携わる技術者に是非ご活用いただきたい.

 
・データベース

 本学会の信頼性工学部門委員会との共同により昭和57年に「金属材料疲労強度データ集」(Vol.1〜Vol.3)を,平成4年には「同データ集」のVol.4とVol.5を,さらに昭和58年には「金属材料疲労き裂進展抵抗データ集」(Vol.1およびVol.2)を,それぞれ出版した.これらのうち疲労強度データ集に収録されたデータについては,本委員会に設けられたデータベース管理委員会がその後デバッグ作業を精力的に行い,データ内容の信頼度を大幅に向上させた.それらの成果は,既刊のVol.1〜Vol.5を再編集した"Databook on Fatigue Strength of Metallic Materials" (Vol.1〜Vol.3)としてまとめられ,平成8年に本学会とエルゼビア社による共同出版を行った.これにより,頒布も国内のみならず広く海外にも向けて開始し,好評を博している.なお,上記「金属材料疲労き裂進展抵抗データ集」は完売したため,その復刻版を作成し,併せてその頒布価格も求めやすく改定した.また,セラミックス強度に関して収集したデータをもとに,"Ceramics Strength Database" (Vol.1)も刊行している.なお,上記のいずれのデータ集についても,それに収録された全データはコンピュータ可読のデータベース化がなされており,電磁気媒体による頒布も実施していることを付記する.ご購入に係わる詳細については,当委員会ホームページに掲載しているので,そちらをご参照されたい.

・学会標準

 本学会の創立50周年記念事業の一環として学会標準の策定も行った.本委員会としては,平成13年に「圧子圧入法によるセラミックスの残留応力測定法」を,また信頼性工学部門委員会と共同で平成14年には「金属材料疲労信頼性評価標準 −S-N曲線回帰法−」をそれぞれ発刊している.なお,後者については改訂版を発行するともに,平成19年にその英文版"Standard Evaluation Method of Fatigue Reliability for Metallic Materials - Standard Regression Method of S-N Curves"を出版した.多くの方々にご利用いただき,これらの標準に対して貴重なご意見等を賜りたい.

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